Works
新しく開発された閑静な住宅街に建つ若いご夫婦とお子様のための住宅です。
敷地が特徴的な凸型の形状をしていること、周辺の環境・隣地建物との関係から、この敷地東側の凸状部分に大きな外部空間を用意するところから設計をスタートしました。また、家族の関係性から明確な個室を設けず、一つの大きなワンルームにそれぞれの居場所を散りばめる構成としています。
そのため上下階の繋がりを重視し、家の中心に階段、そのすぐ横にルーバー状の床を配置しました。
南側に開けないこの家では、この階段の吹抜けとルーバー状の床が非常に重要な役割を果たします。
まず日中の陽を1階まで届ける重要な役割を果たすこと、それと同時に上下階の空気をシームレスに繋ぎ、冷暖房の効率を高める効果も期待しています。床下エアコン+小屋裏冷房方式を採用、暖房時には床下の温かい空気が、冷房時には小屋裏からの冷気が家全体に広がる計画です。
植栽も4mを超えるアオダモをメインに多様な種類を用意し1年を通して楽しめる環境をつくりました。
気候の良い季節には窓を開け放ちアオダモの木陰でゆっくりと過ごしたり、友人を招いてBBQなどを楽しむのも良いでしょう。
あまりつくり込まないことで、家族の成長とともに少しづつ空間も変容していけるようにしており、
この仲の良い家族がいつまでもここちよく暮らしていける住宅になっています。
ここちのよいいえ
東京都西東京市
主要用途|専用住宅
構造規模|木造2階建て
敷地面積| 105.13㎡(31.80坪)
建築面積| 47.83㎡(14.47坪) 45.50%<60%
延床面積| 90.07㎡(27.25坪) 85.68%<200%
意匠設計|石井航建築設計事務所
構造設計|円酒構造設計
施工 |株式会社近藤工務店
植栽工事|草人-kusabito-
不動産コンサルティング|アラウンドアーキテクチャー
Toolbox → https://www.r-toolbox.jp/stories/usersreport/78202/
House coco|Nishitokyo Tokyo
Photographer:Wataru Ishii